世界一“露骨過ぎる”漫画ストーリー、キャラクター作成講座が始まりました。

世界一“やる気の出る”漫画ウキウキ講座

ストーリー構成

〇漫画の書き方では基本とされている起承転結


起 物語の起こり。
キャラ設定、状況設定をして物語が始まる。
承 キャラが動く。
物語の発展、事件が発生。
転 大きな展開、予想外の展開など。
物語のピーク。
結 結末。オチ。

 中国生まれのこの構成方法は、物語構成の基本的な考え方とされています。

〇反論・別の考え方:起承転結なんて古い

 起承転結を基本として理解しておく事は重要ですが、これにとらわれすぎると「つまらない構成」「ありきたり」「古い」という事になる場合もある。別の業界ですがCMプランナーで「起承転結でしか考えられない奴」という言葉が批判的な言葉として使われていました。
 また、短編漫画の場合は30ページ前後であり、ご丁寧に起承転結でページ分けをすると、まとまらなかったり、つまらない『起』のために、面白い『承』『転』のエピソードカットとなる事もあります。

 映画『スターウォーズ』では長い文章でオープニング説明がありますが、新人漫画家がそれをやったら、多くの読者は飛ばし読みするでしょう。新人作家の退屈なオープニングについてきてくれる読者は少ないと思われます。

・オープニングで終盤の出来事をを派手に描く!
 本来は後半に描く『転』や『結』の部分をオープニングに持ってきます。つまり読者がページを開くと、いきなり物語のピークで派手な展開がなされてるわけです。なぜそのような展開になっているか読者はわかりません。しかしその派手に盛り上がってるシーンに興味を持ち、何故このような事態になったのか?と興味を持ってくれます。そうなれば狙い通りです。読者に興味を持たせればゆっくりと『起』を描けます。

 例えばTVチャンネルを適当に変えていて、野球をつけたら9回裏1点ビハインドで2アウト満塁だった。という感じを狙った手法です。こんな面白い状況だったらTVに釘付けです。ちなみにこの野球を起承転結にすると以下のような具合です。

 起・・・試合前。
 承・・・試合開始〜9回までの戦い。
 転・・・物語のピーク、9回裏2アウト満塁。
 結・・・サヨナラヒットで勝利。

・その他の例
 恋愛漫画なら、オープニングで「キミの事が好きだ。」と、いきなり告白から入って、過去の回想を『起』とする。
 抗争で、いきなり銃を向けられて撃たれそうな主人公、「何故こんなことに・・・」と嘆く→回想に入る。

演出:緩急の変化を持たせる

 次の漫画の書き方の基本は次のことです。
 
 150kmのストレートを投げ続ければ目が慣れたバッターにHITされます。
 90kmのスローカーブの後の140kmのストレートは、もの凄い剛速球に感じます。

 ずっと暗い部屋にいると目が慣れてよく見えます。
 明るい部屋にしばらくいて電気を消すと真っ暗で何も見えません。

 1日10時間労働から、1日8時間労働の仕事に転職すれば楽になったと思います。
 1日6時間労働から、1日8時間労働の仕事に転職すれば忙しくなったと思います。

 こういった緩急の変化を大きくする事で、通常の数倍ほどの効果を与える事ができます。逆に、波のないストーリーは眠くなりまし、波のない演出には心を動かされず退屈です。

・笑わせてから泣かせる
 彼女に悲しい事がおこった。心配して会いに行く、しかし彼女はあっけらか〜んとして、冗談なんかも言って笑っている。「な〜んだ、心配して損した。」くらいの気持ちになっていた次の瞬間、彼女は涙をこぼし泣く・・・・・・。

・静から動へ
 暗い部屋、物音と言えば蛇口からしたたり落ちる水滴の音くらい。おそるおそる歩く主人公に、突然気味の悪い叫び声とともに何者かが襲いかかる!

 つまり泣くなら、その前に笑わせる。驚かせるなら、その前に静寂を。最高の勝利を得たいなら、その前に最悪の敗北を。読者の心を反対側に揺さぶっておいて、一気に引っ張りインパクトを与えよう。

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